【赤ガウクルアとは】
赤ガウクルアは、インドやタイのメコン川流域の一部地域のみに自生する熱帯植物でマメ科コチョウア科に属する植物です。
別名ソフォン(学名:ブテアスペルバ)と呼ばれ、日本でよく知られている葛(クズ、(学名:Pueraria lobata)の近縁種で幹を切ると真っ赤な樹液が染み出してきます。
古くから男性の強壮・強精・催淫目的に使用され、男性の性行動を活発化させるハーブとして長く伝承されてきました。
赤ガウクルアの根の部分に有用成分が含まれており、近年の科学的研究により、男性の性的興奮をつかさどる物質を活性化させる働きがあることが明らかになりつつあります。
また、抗ストレス物質への抵抗力を強め、疲労感を解消し、強壮、強精にも期待できる植物です。
男性を強くする天然植物として期待され、赤ガウクルアに含まれる様々な成分の研究が日本で進められています。
ガウクルアの種類には、白ガウクルア(Pueraria mirifica)、赤ガウクルア(Butea superba)、黒ガウクルアおよび鼠色ガウクルアの四種類のガウクルアがあります。
白ガウクルアは女性のバストアップの効果があることで、すでに有名でプエラリアミリフィカと呼ばれサプリメントなどが多く出回っています。
「赤ガウクルア」の期待できる働きその1.
男性の性的興奮時に分泌される物質にcGMP(サイクリックGMP)という物質があり ます。
性的な刺激によりcGMP(サイクリックGMP)が分泌され、濃度が上昇すると海綿体の平滑筋が緩み海綿体により多くの血液が流れ込み勃起が生じます。
そしてこの勃起を終わらせる物質がPDE(ホスホジエステラーゼ)と呼ばれる酵素で、cGMPを分解します。
赤ガウクルアは、このPDE(ホスホジエステラーゼ)の酵素作用を阻害する成分が含まれていることが研究で明らかになっています。
「赤ガウクルア」の期待できる働きその2.
赤ガウクルアの根には、私たちの健康に役立つ種々の化合物が混在しており、強い活性をもつ物質や、酵素の活性阻害作用を持つ物質が含まれている事や、テストステロン、エストロゲンなどのホルモンの元になるDHEAの分泌を促進させる働きがあることが確認されています。
これらの赤ガウクルアに含まれる様々な成分は、精力減退を意識しはじめる年代の方にとって、男性だけでなく女性にとっても、加齢と共に生じる機能の低下や、老化現象を緩和する働きががあることが解明されつつあります。
DHEAは、若さの源泉とも呼ばれる性ホルモンの一種で、7歳くらいから血液中に分泌され、男女ともに思春期に急激に増加して、25歳前後にピークを迎えますが、以降は加齢とともに直線的に減少して75歳頃にはピーク時の10%程度に減少するといわれています。
DHEAの減少は、性的能力・魅力の減退のみならず、体全体の老化の要因の一つと考えられています。
赤ガウクルアの摂取により、血液中のDHEA数値の著しい増加が確認されており、赤ガウクルアを3週間摂取することにより、30~50代の男性で10~19%の血液中のDHEA分泌量の増加が確認されています。
これらの結果から赤ガウクルアは、スタミナアップや精力増強に非常に有用である事が分かります。